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極上年下彼氏
第33章 選択
「おいで」


俺はいつものように朱美に手を伸ばす。


だけど朱美は俺の手には掴まらず、自分で俺の横に座った。


「今日は蒸し暑いね」


「夏が近いから」


「…理人…私、留学する」


ああ、朱美はなんて頭がいいんだ。


この間の俺の曖昧な話で、その答えを自分で出したんだ。


「朱美のやりたい事、応援する」


俺は精一杯格好つける。


「うん、ありがとう」


俺は今、上手く笑えているだろうか。


未練がましい顔をしていないか?
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