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恋はいつでも平行線【完結】
第2章 *二*
 柏臣哉(かしわ しんや)という男は、垂れ目であるけれど、二重の切れ長で、流し目が似合う。しかも左目の目尻にほくろがあって、垂れ目のくせに視線が鋭いせいで少し怖い感じがあるけれど、見た目だけであれば、いい男であると思う。

 ──のだが。
 その臣哉は、デリカシーをどこかに捨ててきたのではないかというほど、口を開くと非常に残念なことになってしまう。
 もうちょっと考えてればモテるのに……と端から見ていて思う。
 今だって、イケメン台無しな、にやけ顔で部屋へ入ってきた。

 ちなみにわたしは、こんな恥ずかしいところを見られてしまい、パニック状態で脳みそがフリーズしている。

 臣哉が入ってくるまでになにか対処できたはず……なんだけど、臣哉の挙動を見ていることしかできなかった。

 その臣哉はというと、扉はきちんと閉め、閉め忘れていた鍵を律儀にかけたかと思うと、おもむろにジャケットを脱ぎ捨てた。
 ジャケットの下は、白い半袖シャツ。あまり外を出歩かないからか、引き締まった腕は白い。
 筋張っている長い指が、ジーパンに掛かったところで、わたしは慌てて視線を逸らした。

「ちょ、ちょっと?」
「なんかさ、柚希のこと、俺の彼女だと思われてて、告っても振られるんだけど」
「……は?」

 いやそれ、見た目よくてもデリカシーのない男と付き合いたくなくて、わたしを理由に断ってるだけよ!
 ……でもそれで、わたしに彼氏ができない理由が分かった気がする!
 彼氏を作って、その人とあわよくば結婚して、今のこんな生活、捨ててやるって密かに思ってたのに……。

「敬人(けいと)さん、ここの合い鍵を渡してくれたってことは、柚希と結婚しろって遠回しに言ってるんだと思うんだよな」
「…………」
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