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篠突く - 禁断の果実 -
第7章 過去編一話 癒えぬものは
「……抱かせてください、姉さん」

 高校に入学してから八ヶ月。土砂降りの中帰宅して、雨に濡れたレインコートもそのままに、倉橋 孝哉は階段を駆け上がった。そして、姉の部屋にノックもせずに入ってきた彼は、開口一番にそう言ったのだった。
 濡れた髪をタオルで拭きながら、倉橋 悠は振り返った。その顔を、丁度光った雷が照らし、数秒経ってから耳を劈くような轟音がした。動きを止め、暫し驚きに呆然としていた悠だったが、それも束の間、彼女はその整った顔を緩め、切れ長の目を細めた。

「……おいで」

 二人がそうなったのには、きっかけがあった。
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