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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第6章 NASAの敏腕女史-またの名を女同士のバトルとも言う



「質問に丁寧に答えてくれたよ?
セミナー終わるギリギリまで、やり取りしてたもん」


「・・・
なる程、私の方は避けられた訳だ」


「???」


避けられた??



「私も質問したのだが、一般的な回答が返って来ただけだった…
多分、相手を見て回答したのだろうね」


「・・・
それって、紀永に勝てないって事??」


「向こうがどう思ったのか、腹の内までは分からんが…
多分、美紀が言っているので合っているとは思う」


「・・・・・」


それって、サラッと紀永の方が上って言ってるようなものじゃないの。



「確か…
クロエ・アンダーソン‥だったか、ケンブリッジ卒の研究者と記憶にはあるが、思ったより変な方向に頭が回るようだ」


「・・・・・
勝てる見込みの無い相手に、喧嘩売ったって・・・」


紀永の自信に、ぁたしの方は言葉無し…
天才じゃなきゃ入れないって言われてる、NASAの研究者相手にこの暴言、紀永自信あり過ぎ。



「まあ‥NASAにもプログラム契約はしているが、私は直接的に関係がある事は無いだろう」


「はぁ・・・」


簡単に言うなぁ紀永は…



「ところで、シュークリームはもう良いのかい?」


「うん、1つで十分だよ」


「そう……」


なんで、話がシュークリームに戻るの??


と、思ったら……



「口端に付いてる……」


「へっ!?
・・・・・なっっ!?」


隣に座っている、紀永の顔が近付いて来て……


口端を舌でペロっと舐められたー!?



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