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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第7章 遠藤の葛藤と甘い夜-



「確か‥前会長の孫だとは、話に聞いた事はあります」


「合っていますよそれで…
会長は、前会長の内孫です、とは言え早乙女は実力主義なんで、内孫と言えど会長候補の1人、本当に己自身の力で会長職を勝ち取った‥当時の私は見ていただけですが……」


「見ていた?
遠藤さんが何故??」


しまった…
酔いのせいで、少々話過ぎた…
さて、どうするべきか??



「・・・
はぁ‥新島さん、此処だけの話にして貰えますか??」


「・・はい、良いですよ」


「私は‥早乙女本家の遠縁に当たります…
祖母が早乙女‥つまり前会長の長女で、会長の父と姉弟の関係…
だからと言って、今の地位は私の実力です、会長は他の秘書達と同じに私を扱った」


「・・・・・」


「会長は、私が子供の頃から知っています…
祖母の家に預けられる事が多かった私は、祖母の付き合いで早乙女本宅‥今の早乙女邸に行く事が多々ありましたから……
10才年下の私相手に、気楽に遊んでくれましたよ‥あの頃から、穏やかさは変わりありませんね」


「会長の若い頃ですか…
なんか想像付きません」


「若作りですからね会長は…
私生活は20代でも通る程、見た目は私とそう変わりません」


私がと言うより、会長の方が若作り過ぎるとは思うが、こればかりはどうしようも無い。


会長の方も、かなり気にしているようだし、この手の話は美紀様でも避ける程。



「・・すみません、少し‥話し過ぎましたね…
私も、酔っていたようです」


「いいえ…
普段聞けない話を聞かせて頂き、こちらこそすみません……
遠藤さんの言う通り、他には話しません」


「まだ‥そんな時期じゃない…
私はそう思っています、何時かは外に漏れるとは思いますが」


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