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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第11章 早乙女会長のお嬢様



「そういえば、要人でも口では勝てないLittle Witchだったか…」


「・・・えっ!?」


どうして朔夜叔父様が!?


思わず振り返って、ソファーに座ったままの会長を見てしまう。



「少々都合があって、社長には全て話してある…
後見人に社長を選んだのも、この事があった為‥‥心配は無い、社長は全面的に美紀の見方をするだろう、これで意外に身内には甘い」


「一番甘やかしたのが、今や俺より上に居るんだかな?」


「まあ‥昔は……」


そう、この2人本当に叔父甥の関係、子供の頃から知っていたって、ちっともおかしくは無い…
でも、甘やかしたって……



「こっちがこんなだから、遠‥伊織の奴をと思ったら、あっちも逃げたしな全く……」


「・・・
社長のところには子供が居なくてね、甥だろうが何だろうが、とにかく身内は可愛がるんだ…
突っぱねるのなら、今の内かな??」


「突っぱねる・・・」


思わずキョトンと朔夜叔父様も眺めて…
朔夜叔父様もバツが悪そうに、ぁたしを見ているし……


これ‥本当に先手を取った方が良いのかも・・



「知っているのであれば、Little Witchとして対応しますわ、朔夜叔父様?」


「そういう反撃か!?」


「くすっ…
いくらでも……
止められないのであれば、どこまででも反撃します‥‥私に勝てるかしら?」


「なるほど…
親子揃って裏表が激しい性格か、参ったな俺の方が分が悪い‥‥と言うより、そろそろ止めろ紀永!」


「・・だそうだ…
叔父もLittle Witch相手は白旗のようだよ?」


分かっていて止めなかった訳ね、そして朔夜叔父様は会長の裏の顔も知っている‥だから信用出来るそう言いたいのかな?


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