この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第12章 思惑交差のパーティー



こういうところの感性って、画家を目指していただけあって、レベルはかなり高い。



(・・うわー!
本物のお嬢様みたい…
・・・って、お嬢様だった)


姿見に映るぁたしは、普段と全然別人…
こう‥産まれた時からお嬢様で、世間知らずみたいな雰囲気。


大人びないように髪を下ろしているから、余計にそう見える…
本当にぁたしじゃ無い感じ。



「綺麗ですわ…」


「流石、早乙女のお嬢様……」


「・・ありがとう……」


一応フランス語で挨拶したけど、ぁたし心が籠もっていない‥そんな感じがする。


スタッフが見ているのは、早乙女のお嬢様であってぁたしじゃ無いもの…
久々の作り笑顔‥付属高に居た時のように、周りが期待するお嬢様‥‥そんな訳無いのにまた・・・






着替えが終わり、ぁたしはまた窓から海を見てる…
丁度、窓辺にあった椅子に座って……


窓に映るぁたしは人形のよう‥‥嫌な訳じゃないよ、これで堂々と一緒に居れるのだから。


でも、これはぁたしの個性じゃ無い、同じ作り笑顔でも米国でLittle Witchをやっている方が、まだぁたしらしい…
だからかな?引っ掛かりを覚えるのは??



「・・綺麗だね…
やはり、その色合いが良く栄える」


窓から振り向けば、挨拶回りから戻って来たらしい会長の姿……



「そう…
会長が選んだんですもの、確かだと思います」


「・・・・・」


何を考えたのか‥‥会長がぁたしの側まで歩いて来た。



「・・・
不服なのは理解しているよ、お嬢様をやる事も……」


「大丈夫です…
パーティーでは、ちゃんと立ち回るもの……」


「そうでは無く…
お嬢様をやる事が嫌なのは理解している、これ一度だけだ‥後は誰が何を言おうが、正式な場に出すつもりは無い」


「・・・
ありがとう……」


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ