この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第12章 思惑交差のパーティー



「失礼します、会長そろそろお着替え‥を‥‥‥」


私がロイヤルスイートルームに入った時、会長と美紀‥さんは、何時になく微妙な雰囲気…
何かあったのか??



「・・もうそんな時間か…
伊織、分かっていると思うが、私は先に会場入りをする、後の事は任せた」


「勿論です…」


何時も以上に硬い態度で、着替えにと行ってしまった会長…
美紀さんの方は終始語らず窓から海を眺めるばかり‥‥本当に何かあったのか??



「・・美紀さん…」


「なんでしょうか伊織さん…」


「・・いえ…
私も着替えてから、もう一度こちらに来ます」


「分かりましたわ…
お待ちしていますね」


強烈な違和感…


多分、お嬢様という態度を崩さない為なのだろうが、見違える程の綺麗な姿に合わず、どこかこう‥突き放すような‥‥


そう、まるで他人を見るような感じ‥それが一番合っていると思う…
私が見て来た中で一番冷たい目、これが本当に美紀さんなのだろうか??



「では後で……」


漸く言葉を入れ、ロイヤルスイートを離れたが、何故パーティーというのに、ああまで冷たい目をしているのだろう??



(・・私が考えても、答えは出ないのでしょう…)


会長すら何も言わなかった、という事は私が考えても無駄な事…
会長以上に美紀さんを知っている人は居なく、その会長が口を閉ざしているのであれば、私如きでは推し量る事など出来ない。



「・・伊織さん…
美紀さんはどうでした?」


「既に着替え終わり部屋で待っています…
私も着替えて、美紀さんを連れて会場に向かいます‥おばあ様」


「そうですか…
では私は一足早く会場に向かいましょう」


「そうですか…」


同じ階の別のロイヤルスイートルーム…
そこに恵美里おばあ様と私が泊まっている。


早乙女外戚としての出席…
私は会長と、おばあ様の間でどんな話があったのか知らない・・


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ