この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第12章 思惑交差のパーティー



会場を回りながらも、俺と櫻井は密に連絡を取り合っている…
基本2人行動、俺と組んだのが櫻井で、日頃から仲も良いからやりやすい。


シャンパンを乗せて会場を歩けば、目で寄越せと訴えてくるのや、歩きざまに勝手に取って行く者と人様々。


総じて言えば、偉い輩は偉そうに勝手気まま、立場上そうなんだとは理解しているが、あまり良い気分にはなれない。



「・・・
1つ貰えるかね?」


「どうぞ・・・」


珍しい、わざわざ声を掛けてグラスを取るのが居た…
それも壁際に張り付いて動かず‥身なりからして大物の感じはするが、会談や交渉をする素振りも無い。



(・・見た事が無い顔だが、不思議な貫禄がある)


何だろう?
人を従わせる‥違うな、自然に人が従う雰囲気…
長身で穏やかそうに見えるが、眼光は鋭く壁際からパーティー全てを見ている感じがする。


何者かは分からない、だけどただ者でも無い、そんな感じを受けた…
ただ今の俺は、何時までもジロジロ見ている訳にもいかず、気にはなるが移動して櫻井と合流。



「なあ黒崎…」


「なんだ?」


「やっぱり黒崎が言ったように、あれは主任じゃない?」


「・・・え??」


「近くを通り掛かったんだけど、眼鏡を掛けて髪型も少し変えてるけど‥主任だったと思う」


「まさか…
早乙女の血縁だろ?
主任は違う筈だ」


「でも俺達って、主任の家族構成すら知らない、主任はそういう事は一切話さないから」


確かに主任からプライベート‥家族の話は一度も聞いた試しが無い…
そういう話の時、主任は何時の間にか居なくなっているのが普通で、気にも留めていなかった。



「・・もう少し近寄ってみたいな櫻井」


「回っていれば、近寄れるんじゃないかな??」


/466ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ