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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第2章 東大合格‥したけれど?



「286‥286‥‥」


ぁたしは今、東大の合格発表を見に来ている…
夜学の1年間、家庭教師に付いて勉強し理系志望で必死に頑張って来た。


ぁたし的には合格ラインは超えていると思うけど、内申評価‥付属高は良いとして夜学卒業というハンデがどう出るか。



「286‥‥‥‥‥あった・・・」


確かに286の文字……



「合格‥出来たぁーー」


ぁたしの受験番号の286の数字が、高々に載っている…
やったよ紀永‥ぁたし合格出来たよ東大に……


喜んでくれるかな?
うんん、絶対喜んでくれる紀永なら。



「良し!
先ずは東大合格クリアー」


ぁたしの目的は東大合格だけじゃ無い…
もっと難関、米国のMITに合格する事‥これが本当の目的。


ぁたしの夢…
"早く社会に出たい"
を実現させる為、此処で終わりじゃ無いんだ、まだまだ先が待ってる。



「あ…
とりあえず電話しなくちゃ……」


ぁたしより、早乙女邸のみんなが東大合格の報告を今か今かと待っている筈。


この1年、屋敷内全て目指せ東大合格!だったから。


鞄の中から携帯を取り出してコール、勿論相手は紀永に決まってるよ。



「・・・
もしもし!!」


数回のコールで紀永が出た、向こうも待っていたのかな??



『くすっ…
その感じは合格みたいだね』

「うん、合格したよ……」

『おめでとう美紀』

「ありがとう…
紀永のお陰だよ」

『私は手伝っただけ、美紀の実力だ…』

「・・・うん・・・」


最近やっと自分に自信が付いて来たみたい…
ぁたしの実力が実を結んだって。



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