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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学



私が‥‥美紀が日本に居る内に出来る最後の事…
正式の場に連れ出す、これで最後になると思う。


とは言っても外食に連れ出す程度、ただし早乙女としてだが……



「正式??」


「そう…
本社近くのフレンチに予約を入れる‥私の名でね」


「それって・・」


美紀も何が言いたいのか気付いたようだ…
ラフでは無く正式に、つまり美紀の実力が試される。


早乙女として、どうしても避けては通れない…
だとしたら早くから馴らす方が美紀の為、私はサポートくらいしか出来ないのだから・・・







美紀の誕生日は5月…


6月に入った頃には、既に美紀は米国に飛びだっているだろう。


遠藤を運転手に、私と美紀は車で1時間程度の、本社近くのホテルのフレンチレストランへ…


今日の美紀は、この間東京で買ったスーツ姿、こうして見ると本当に大人になったと思う。


まだ17才だった頃の、心持ち幼な顔は抜け、シャープなラインにナチュラルメイクが栄える。


身体付きも細身でありながら、少し長身の均整が取れたスレンダーなライン…


本人は胸が大きくなり過ぎと嘆いているが、私から見れば程良く強調される胸のせいで、更にスレンダーさが目立つと思うのだが。


子供から大人に変貌した美紀は、美人の部類に入るとも言える…
元々綺麗な顔立ちだが、こう化粧をする事で、より美しく引き立つ。


多少の色眼鏡はあるかも知れないが、目立つ存在であるのは確か、これで天才の素質‥どこまで美紀は伸びるのだろう??



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