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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第3章 海外留学
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(だから、あのプログラムだったのかも…)
紀永のパソコンから移した、あのプログラム…
あれ、外部より内部不正用、不正アクセスやコピーに反応する前提だったし。
IT企業って、敵も多いから必要なんだろうなぁ………
「うん、終わり!」
「本当に早いね……」
「だから後少しだったの…
でも、行く前に終わって良かった」
「余計な事だったろうに…」
「紀永の仕事の手伝いは、私がやりたいって言い出したんだから、気にしないで……」
この1年ちょこちょこ手伝ってた…
初めの内は、ぁたしで出来るかなって不安だった、でも手伝っている内に面白くなって……
コンピューター学目指すんだから、これも勉強の内かな??
こうして本当に動いている、企業のシステムに触れられるって貴重だもん、そこは紀永に感謝してる。
「紀永の方は忙しそう」
「今日はもう少し掛かるかな?
新入社員の能力テストで出た人事が上がって来てるからね」
「そうかぁ…
普通はそんなシーズンなんだ……」
新人研修も終わり、それぞれ配属先が決まるシーズン…
ぁたしも東大に行っていれば、専攻選択の頃だと思う。
ただ、外国の入学シーズンは10月、だからこうして準備してるんだけど、なんか複雑。
周りに置いて行かれてる気分、取り返せば良いだけの話だけどね。
「・・・後2日・・・」
「2日後か…
本当にもう少しになった」
「うん・・・」
紀永のデスクを通り越し、窓際へ…
此処から見る景色も暫く見られない、桜も散って新緑の季節‥結局、紀永とテニス出来なかったよ、少しだけ残念。
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