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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第5章 困った(?)私生活



私も試した事はある…
縮小化‥幾らサーバーに余裕を持たせても、限界という言葉がある。


その度にサーバーの拡張より、プログラムの縮小化を出来ないか??


・・結果的には無理だったが……


縮小化は思う程簡単では無い、世界中の研究者やプログラマーが挑戦しているが、成功例は僅か…


以前、私がリチャード博士と論戦になったのも、このテーマのせい…
まあ‥論戦のせいで、逆に友好関係を築けたという一面もあったのだが。


美紀も、このテーマを中心に活躍しているよう…
本当に、こういうところは似ている、私でさえ呆れるくらいに……


親子というより、愛しい恋人という目で見てしまう私に取っては、少々心境複雑な時もあるが、別に悪い事では無いとは思っている。



『絶対に、紀永の元に早く帰って来るから・・・』


渡米前の最後の日に、美紀が言った言葉……



「・・・・・」


つい、首に掛けているプラチナのロングチェーンの先にある、美紀とのペアリングを出して眺めてしまう・・


あの日から、これを外した事は無い…
美紀が唯一欲しそうにした物‥だから私は躊躇う事無く、これを購入した。


流石に指にとはいかないが、ロングチェーンのお陰で、首に掛けていても目立ったり見えたりする事は無く、ずっとこのまま。


指の方は少しサイズを大きめにしてある、勿論理由があってだ。



『・・・・・紀永・・・・・・』


「・・・・・」


どうしても思い出してしまうあの最後の夜、美紀との儚い約束・・



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