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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第5章 困った(?)私生活



「ん・・紀‥永・・」


「はぁ・・」


過ぎてもと思い、唇を離しても、美紀の舌がそっと伸びて…
私も‥舌先だけが絡み合う、美紀の見える小さく綺麗な赤い舌に、私の方が止まれなくなる……


まあ‥止まるつもりも無いが・・・



「んん・・・」


「ふっ…
凄いね‥欲しくて溜まらない顔だ・・」


「紀っ・・んんっ!」


何か言い出しそうな唇をまた奪い、美紀の口内を十分に堪能したら、美紀の身体の力がガクッと抜ける・・



(少しやり過ぎたかな?)


やはり少々過ぎたようで、美紀は私にしがみ付いているだけで精一杯のよう。



「はぁ‥‥紀永・・」


「ごめんごめん…
少しやり過ぎたようだね」


そう言って、美紀の額に軽く口付けてから、美紀を横抱きに抱き上げる・・



「・・・また……」


「ん?」


「紀永って‥抱っこ好きだよね……」


「まあ‥嫌いでは無いかな?」


美紀の方は、首に腕を巻き付けバランスを取って…
これも何時もの事、体重が戻ったと言っても、美紀の身体は凄く軽い。


こうして横抱きにして持ち上げても、全く支障が無い程に軽い身体…
もう少し肉が付いても構わないと思うのだが、美紀はこのくらいを、ずっと維持し続けているよう。



横抱きのままベッドまで歩き、少しだけ悪戯心を出して、美紀をドサッとベッドに落として見たら・・



「きゃっ!?
紀永っっ!!」


「くすっ…
怒る美紀も良いね……」


少しだけ膨れている、美紀の頬を突っついたら、美紀の方は半分呆れ顔で私の方を見ている…
これはこれで可愛いかも。



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