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禁断背徳の鎖2・約束の砂浜-
第5章 困った(?)私生活



「定員は150名で、その中で学生枠は10名…」


残りの140名は、有名な人物ばかりって事?



「うわ、リチャード博士の名前もあるし…
出席の確認が取れた分だけ、リストアップされている・・・ってぇぇ!?」


リストの中に見付けてしまった…
嘘?本当??



「・・・
何度見ても‥本人だ…
でも、どうして急に……」


理由は‥‥良いか…
何かあるんだろうから。


招待状に個人認識用IDが付いているから、このまま出席の是非が出来る仕組み。


勿論行くに決まってる、気になるし‥うんん、10名しか枠が無いセミナーなんだから、行かなきゃ損だよ。


出席で回答し、またセミナーの詳細説明に……



「・・NASA側からの研究発表なんだ…
水準高いから、思わぬ拾いものが出来たりして…」


ぁたしがやっているテーマの、ヒントくらいあるかも知れない。


場所がニューヨークと、ちょっと痛いけど、車で行けない距離じゃ無い、だいたい3時間くらい?


ただし、ニューヨークで迷子・・・だけは勘弁だけど・・・



「一応、車にナビ付いているから大丈夫かなぁ?」


うん、行けない事は無い、こっちでの運転も馴れたし、街中で迷わない限りセミナー会場には行ける。



「ちょっと楽しみかも……」


向こうは分からないと思うよ、でもぁたしからは分かるとは思う。


・・・だから趣旨が違うでしょう・・・


今、確認が取れている出席者の中で、ぁたしが知っている人が何人か居た、せめて挨拶くらいは出来れば良いな。


そんな軽い気持ちで、ニューヨークに行く事に…
これが後になって、失敗したかなって思う事になるとは、ぁたしだって予想してはいなかった。


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