この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
義兄棒
第4章 暴風
美紗子は驚愕のあまり一声も発することができなかった。

頭の中は混乱し、一瞬自分がどこにいるのかさえわからなくなる。

義兄がそこにいる。

つい先ほどまで妄想の中で自分を刺し貫いていた男がそこに立っていた。

とっさに胸を両腕で隠して見たものの、そもそもが裸である。

ましてや肉体から放たれる濃厚なエロスは隠しようもなかった。

「お、お義兄さん…」

かろうじて喉から声を絞り出した美紗子はあるものに気づきギョッとした。

ドアの前に立つ義兄の股間から見たこともないような巨大な肉棒が天を突かんばかりに
屹立している。

思わず後ずさった美紗子に応じるように義兄の足が浴室に踏み込んで来た。

以上に張り詰めた空気が浴室を満たし、シャワーの音だけが途切れることなく流れる。

浩哉もまた美紗子の体から目を逸らせずにいた。

想像したよりはるかに豊かで淫猥な女体。

俺のな名前を呼びながらこの女はオナっていた。

浩哉の中の獣が凶暴な咆哮を放つ。

「犯せ」

本能のままに足が前へ出た。

凄まじいスピードで義兄がせまってくると美紗子はあっけなく浴室の床に組み敷かれていた。

本能的に体が逃げ出そうともがく。

圧倒的な質量を持つ肉体の下から逃れようとするが浴室の床はツルツルと滑り自由な動きを
許してはくれなかった。

「ダメです…」

抗議の声は弱々しく空虚に響く。

その唇を義兄の唇が塞いだ。

美紗子は必死に頭を振り逃れようとするが義兄の唇はどこまでも追いかけてくる。

モゴモゴと美紗子の言葉が漏れ出すがすでに何を言っているかすらわからない。

その行為がかえって義兄の舌の侵入を許し、口腔内にぬるりとしたナメクジのような生き物が
這い込んでくる。

そうじゃないの。そうじゃないの。
美紗子は頭の中で繰り返していた。

妄想していただけ。こんなことは望んでいなかった。
だからやめさせてください…。

ごめんなさい、ごめんなさい…。

誰に謝罪しているのかわからないまま目尻に涙が滲む。

そんな美紗子の思いを裏切るようにその肉体は火を灯し始めていた。

それはそうだろう。

つい数分前まで欲情に燃え上がっていた体である。

唇を吸われるたびに妖しい痺れが子宮の奥に生まれ始めていた。

頭に霞がかかったようになり、無意識のうちに舌が義兄の舌を探して蠢く。



/24ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ