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ランジェリー騎士団
第7章 ランジェリー騎士団

 翌朝、自室である兵舎の隊長用の個室で目覚めたフェレリーは、机の上に重ねて置かれていた、いくつもの薄い紙箱を見て首を傾げた。

「いつの間にこんな物が……?」

 忙しかったせいか、昨日のことはよく憶えていない。
 帰って来たとき、こんな箱が置いてあることには気づかなかった。
 そもそも、どのように部屋に戻り、ベッドに横になったのかすら記憶にない。

 いぶかしみながらも、箱を手に取る。
 一番上の箱の表面には美しい筆記体で《隊長用》と書かれていた。
 そして、その中には……

「……!」

 それは、ラベンダー色のランジェリーアーマーのショーツとブラであった。ご丁寧に1セットずつ別々の箱に収められている。
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