この作品は18歳未満閲覧禁止です
すぐ傍で…
第1章 1
あれから、5年…
「ママ、パパは?」
「もうすぐ、帰って…」
バタンッ…
「きたぁーっ!!」
「よいしょっと。今日も、また暑くなるのかなぁ?」
大きく競りだしたお腹を触りつつ、玄関へと向かった。
「お帰り、パパ。」
「ただいま。父さんは?」
「うん。さっき、梅田さんと出掛けた。」
「土産と、これ、入ってた。」
「結婚、か。」
¨圭太。懐かしいけど…。¨
「なんか、複雑だけどな…。」
圭太には、私と付き合う前から好きな人がいたけど、その人には彼氏がいて…