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SEX DOLL
第4章 選択肢
「お腹切るんだよね?」
「あぁ。」
「痛い?」
「麻酔してるから、痛くないよ。」

お腹も大きくなった実和は、予定日がちかづくと、少し不安になってる。

「当日に赤ちゃんには、会えないけどさ。」

せりだしたお腹を擦る。

「あっ、動いた。」

グリンッ…

「すっげ。男かな?」

グリンッ…

「教えてって言っても、教えてくれないの!」
「羊水だかの検査も異常なかったもんな。」
「先生の話だと、指は5本あるって!足は、見えなかったけど。」
「早く会いたいな。」
「うん…。」

実和は、立ち上がって、カレンダーにつけた赤丸を眺めていた。
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