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第5章 母の死

「秋山さーん？電話ー！」

仕事中に店長から、呼ばれ急いで事務所へ。

「もしもし？あっ、はい、そうですけど。えっ？あぁ、はい。行きます。間に合うかどうかは、わかりませんが。はい、ありがとうございます。」

頭を下げた。

「どうかした？」
「母が倒れたそうです。」
「送ろうか？」
「いえ。あっ、じゃ、お願いします！」

正直、ひとりで行ける勇気はなかった。

車で急いで、長野県は上田市に向かった。途中、何度か母が搬送された病院で様子を聞いたものの、以前として小康状態らしい。

¨間に合って！！¨