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第1章 【Case１】小林 愛 4歳

その少女は、いつもポツンと公園の砂場で遊んでる。

真っ白いブラウスにピンクのスカートを履いて、真っ白い靴下に赤い靴を履いてる…

「プハァッ…」

ペンキの剥がれかけたベンチに座って、煙のわっかを空に吹かす。

「ん？」

砂場にいた女の子がいた。

俺を見て、ニコニコ笑ってる。

「あれ！」

今吹かした煙草の消えかかったわっかを指差した。

しょうがないから、もう一回やってあげたら、笑い声をあげた。

笑った顔が、可愛かった。