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罪×咎
第3章 喪服姿
そんな兄貴が、仕事中に死んだ。
酒の飲みすぎでも、車での事故ではない。
営業中、エレベーターが故障してるマンションで、階段を使って降りてる途中、足を滑らせて頭を強打したらしい。
「義姉さん。」
「…。」
義姉さんは、若くして未亡人になった。まだ、結婚して、7年。
喪主として、志織さんは、涙を流す事もなく、頑張ったと思う。
「あらっ?」
「んまっ!!なんてこと。」
「誰かしら?」
参列者の言葉が、チラホラ聞こえた。みると、派手な髪をした、喪服姿の女性が、小学生位の男の子の手を繋いで、歩いて、頭を下げた。
「知ってる?」
「さぁ?」
志織さんは、首を振りつつも、ずっとその親子を見ていた。
酒の飲みすぎでも、車での事故ではない。
営業中、エレベーターが故障してるマンションで、階段を使って降りてる途中、足を滑らせて頭を強打したらしい。
「義姉さん。」
「…。」
義姉さんは、若くして未亡人になった。まだ、結婚して、7年。
喪主として、志織さんは、涙を流す事もなく、頑張ったと思う。
「あらっ?」
「んまっ!!なんてこと。」
「誰かしら?」
参列者の言葉が、チラホラ聞こえた。みると、派手な髪をした、喪服姿の女性が、小学生位の男の子の手を繋いで、歩いて、頭を下げた。
「知ってる?」
「さぁ?」
志織さんは、首を振りつつも、ずっとその親子を見ていた。