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第8章 妊娠

スクッ…

「いまからいこう！」
「えっ？今から？」
「駅前の産婦人科なら24時間やってるし。」

急いで、そこへ向かったものの…

「あっ！！思い出した！」
「えっ？」
「はいっ？」
「まだ、結婚してなかった！」

待合室から、少し笑い声が。。

「おめでとうございます。ちょうど３ヶ月ですね。」
「男の子？女の子？」
「いや、まだ、そこまでは。」
「ちょっと、先生困ってるから！」

¨よっしゃぁ！！出来たぞ！兄貴！子供が！¨

一通りの手続きの話を、看護士から聞いて、産婦人科を出た。

「いたんだ！梨夏ちゃんが、予言したのかな？」
「かもな！小さな子には、わかるのかな？」
「でも、風邪早く治るといいよね。」
「あぁ。」

そして、区役所へ出向き、籍を入れてから、母子手帳を貰いに行った。