この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おにいちゃん、おしえて。
第9章 初恋は実らない?
あれから次に会えた日は、バレンタインデーだった。
恋人同士として振るまうには、まだ時間が掛かりそうな二人は、誰の目も気にせず会えるわけでもなく、何とも微妙な関係で。

それでも、清花はどうしても英司に手作りチョコを渡したくて、はじめて作ったトリュフを小さな箱に入れて、学校帰りに大島家に行った。

英司は携帯を持っているが、清花は持っていない。
連絡を取ろうにもまだ番号も教えてもらっていなくて、家の電話に掛けるか、芽衣に連絡するしかなかった。

ピンポーン、と、大島家のチャイムを鳴らす。

「――あ。来た」

優しく目を細めて出てきたのは、英司だった。
久しく会っていない気がしたが、清花の目に映る英司は非の打ちどころがなくて、やっぱりかっこいい。
芽衣は新しく始めたバイトに行き、両親も仕事らしく、家に一人だった英司も今からバイトに行くところだった。

「ありがと。あんまり時間ないけど、上がって」
「うんっ」

居間に通されて、英司が振り向く。
清花が目を閉じると、唇が重なった。
/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ