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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第5章 第5章 超巨乳少女現る!
 どもったり突っかかったり、時には言葉が詰まったりしながらのハルナさんの話を僕なりにまとめてみると、こんな感じ。

 まずハルナさんの胸が大きくなりはじめたのは小学校の四年生くらい。
 初めはごくわずかな膨らみだったのが同級生の中でいちばん大きくなり、六年生の頃には大人以上の大きさになっていた。

 胸が膨らみ始めると男子がいやらしい目で見てくる。それがすごくイヤだったらしい。
 同級生の中でもいち早く身に着けることになったブラジャーも、当時のハルナさんにとってはただただ恥ずかしいだけのものだった。

 そうして少しでも胸が目立たなくなるように少女は身をかがめて過ごすようになる。ハルナさんの猫背はこうした理由からだった。

 大きい胸は男の目を引く。すでに背中を丸めても隠せないほどハルナさんの胸は順調に育つ。
 
 ある日、一人で電車に乗った。季節は今と同じ夏。夏休み中のハルナさんは父親の忘れ物を届けるために家を出た。
 父親は忘れ物に気付かず、ハルナさんは父親に追い付くことが出来ず、会社まで届けてあげようと電車に乗り込む。
 夏休みとはいえ通勤時間の電車は混んでいた。満員の車内でスーツ姿のサラリーマン達に押し潰されながら大人は夏休みなんてないんだな、お仕事って大変だな、とハルナさんは思う。
 
 ぎゅうぎゅうの車内でたくさんの体や手荷物が体に当たる。

 その中に、他とは違う感触。汗ばんだ大人の大きな背中でもなく角が当たって痛い鞄でもない。

 自分の胸に触れる、手のひらの感触。

 ハルナさんの胸は満員の車内をすり抜けるように伸びてきた手に鷲掴みにされていた。

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