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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第6章 『仲間』
 目を閉じ眉間に皺が寄り快感に襲われた体を僕の胸に手を置いて支えている。
 快感が強くなってきたのか顔が上向き小さな喉がくっと上下に動く。

「あ、んん…んっ、あん…」

 ギシギシと揺れる車。車と僕を震わせるイズミさんの腰の動き。
 腰の動きも表情も官能的で色っぽい。というよりもいやらしい。僕は手を伸ばして下から胸を鷲掴みにする。

 気持ちよさでぼんやりする頭の中、僕はイズミさんの今の全てをしっかり焼き付けようと思った。顔も声も胸も、重さも暖かさも。

 次にいつこんな経験が出来るか分からないし、よく覚えておけば今後も思い出して楽しめるだろうし。

 何よりも僕を『仲間』と言ってくれた人が見せてくれている全てをしっかりと覚えておきたかった。

 僕に見られていることに気付いたイズミさんが体を倒し二人の体が隙間なく重なる。

「…気持ちいい?」
「はい…とっても」
「出そうになったら我慢しなくていいからね」

 イズミさんは腰の動きを加速させる。僕も小ぶりなお尻を掴んで強く密着させ見様見真似で腰を動かした。
 一瞬乱れる二人の動きのリズムもイズミさんがぴったりと合わせてくれた。

 股間が甘く痺れてきた。もうそろそろ…

「イズミさん…も、もう…」
「いいよ…出してもいいよ」

 最後が近いと知ってイズミさんは僕の体にかける重みを強くする。

「はぅ…んんっ、私も…気持ちいい…あ、んっ!」

 密着する二人の体の間で僕のものが大きく脈打ち精液が迸った。

 イズミさんは腰の動きを止めしばらく僕に覆い被さっていた。僕も射精直後の脱力した体をイズミさんに任せたまま、極度の快感に乱れた息を少しずつ鎮めていった。
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