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君を好きにならない
第8章 真実


これ以上やったら


真琴に
おかしいと
思われるだろうか


でも

もっと真琴を攻めたい気持ちが
止まらない


もう
言ってしまおうか…


俺も

男が好きなんだと…


「どうする、真琴」


手を休めず
もう一度真琴に問うと

真琴は

顎を上げて
目を閉じながら
呟いた


「……知りたい…」


何を
知りたいんだ


「この先

僕がどう思うか…

知りたい…っ…」



もう
迷いはなかった

カミングアウトするかどうかは
後で考えればいい


「教えてやるよ」


俺のSなスイッチが入ると

サワルという手の動きから
シゴクという動きに
チェンジし
まだ触れていなかった
袋に手を伸ばした


「はっ…っ…」


恥ずかしいのか
真琴は
そばにあったブランケットを手に取り
腹から下を
そのブランケットで隠した

ブランケットをかけると
安心したのか
真琴は口を少し開いて
更に顎を上げて
目を閉じた


「真琴…」


「…んっ…」


「隠すなら脱げよ」


「…え…っ…」


「脱げよ
見えねーんだから。
こんな生温いことで
先輩は終わらねーだろ」



「……でも…」



煮え切らない真琴に
しびれを切らし
俺は
ハーフパンツの中に
手を突っ込み
熱くなったソレを
握りしめた


「やっ…あっ…向井さん待っ…」



「待たねぇ

触っていいか?なんて
俺は聞かねーんだ」



「あっ…や、やばい…んっ…」



軽くシゴいただけで
真琴は
顔をゆがめ
息を荒くする


久しぶりだからなのか?


まるで

やったことねーみたいな
反応に
俺がたまらなくなる


「脱げよ早く
脱がねーと
引き剥がすぞ。

どうする
自分で脱ぐか?」



「…う……うん」
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