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君を好きにならない
第12章 好きにならない


真琴が目を覚ましたのは
その日の夕方だった


「向井さん…すみません
酔っちゃって…」


気持ち悪くは無さそうだが
気だるい感じで
真琴はリビングに顔をだした


「よく寝れたか?」


「あーはい
爆睡してました」


「まぁ座れ」


ソファに促すと
真琴は半分寝るようにして
ソファに
もたれかかった

まだ
寝ぼけた感じの真琴は
一点を見つめたまま



「なんか飲むか?」



「あ、はい、あ、自分で」



「遠慮すんな、水か?」



「あー…はい」



まどろむ真琴を制し
ソファから腰を上げ
真琴に背を向けて
台所に向かうと

俺は少し

泣きそうになっていた



無邪気で
天然な真琴に
遠慮されることが

妙に


寂しかったんだ



真琴に
接すれば接するほど
後悔し

心が沈む




これが・・・現実






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