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君を好きにならない
第14章 好きの意味

玄関を離れ
ベットに倒れ込むと
テーブルの上にある
密かに買っておいた
司さん専用のマグカップが
目に入り

俺はまた
声が出そうなほどの
涙が流れた


いつ

忘れられるのかな、俺


いつになったら
司さんに似てる人を
目で追わなくなるんだろ…


俺…っ…


いつになったら

泣き止むんだろう…

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