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君を好きにならない
第14章 好きの意味


「それでね、向井さん」


「ん?」


「またよろしくお願いします」


「何が?」


「だから!
濡れ場の実践!」


「あ、そ、そうだな
…えーっと、分かった」


「よかった」


真琴は
目尻を下げて
嬉しそうにしてたが

俺は正直
複雑だった

だってそうだろ?

恋人同士のセックスじゃなくて
濡れ場のごっこが先なのか?

いや待てよ

あの真琴の言うことだ
もしかして
濡れ場の実践ってのは
セックスしようぜ!
って意味なのか?

え?そうなのか?


「向井さん
明日アパートに来てくれる
予定だったから
明日は時間あるんですよね?」


「あ、あぁ
明日はお前の仕事みるのに
ほとんど時間はあけてある」


「じゃ!明日!
パソコン取りに帰って早速」


「そ、そうだな」


あ、そ、そーだよな?

パソコン取りに行くってことは
やっぱり実践って
『ごっこ』のことだよな?

あーなんかホッとした…

あ、いや、ちょっと待てよ

『ごっこ』ってことは
仕事だろ?
セックスじゃなくて
仕事でそーゆー感じで
けど真琴は
一応恋人みたいな
いやでも
真琴はなんも気にしてねー
みたいだし

え?何?

俺って


キスフレ?


「向井さん、まだ飲んでるなら
僕先に風呂入りましょうか?」


「お、おぅ、そーだな。
俺はもうちょっと飲んでから入るよ」


「はーい」


一難去ってまた一難


これが
ジェネレーションギャップなのか
なんなのか…

よくわかんねーが
タチな俺が
本当に猫のような真琴に
振りまわされていた
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