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君を好きにならない
第14章 好きの意味
『いいえ、大丈夫です。
真琴さん帰って来て
よかったですね。
俺は失恋しちゃったんで
司さんよりカッコいい人
早く見つけて自慢しますね!
LINEありがとうございました。
おやすみなさい』


マサシ
強がってんな…

俺はすぐに
そう思ったけど
そのLINEに返信するのは
やめておいた


多分

それが
マサシのためだと
思ったから。


ガサッ…


ん?


真琴が寝返りでも
打ったような音がして
真琴の方に顔を向けると

真琴が
目を閉じたまま

俺の方に
手を伸ばしていた


なんでだ?
……俺に触れたいのか?
それとも…

嫉妬?


理由は分からないが

「寝てなかったのか?」

そう声をかけながら
真琴の手を握ると
目を閉じたままの真琴は
何も喋らないまま
満足そうに目尻を下げた


だったら
一緒に寝ればいいのに


抱きしめたい男が
手を伸ばせば
そこにいる

多分…俺の男だ


それなのに
うまく抱きしめることもできず
おやすみのキスをすることも
できない俺は
どうかしてる


真琴を
手放すのが
怖いんだろうな…


そのうち
真琴の手から力が無くなり
そっと手を離してやると
寝息が聞こえてきた


あぁ

真琴の寝息に誘われて
俺も眠れそうだ



おやすみ


真琴
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