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君を好きにならない
第2章 真琴!死ぬなよ!

『次の打ち合わせ
いつなのか聞くのを忘れてました
次はいつ会えますか?』


いつ
「会えますか」って…(笑)

なんか
期待されてるみたいで
嬉しいじゃねーか


『明後日の夜じゃねーと
時間ねーから
明後日の夜部屋に行く』


これが
仕事じゃなかったら…

なんて思ってると


『分かりました!』


と、すぐに返信が来た

ちょっと猫背で
LINEを打ってる真琴が頭に浮かび
思わず顔が緩むと


「恋人…ですか?」


マサシが
声をかけてきた


「いや、仕事だ」


あ…

恋人だと
言ってしまえばよかった


「恋人は…いないんですか?」


「気になるか?」


「…はい」




『恋人がいる』

そう即答すればいい

それなのに

『気になるか?』

なんて
気を持たせるような
言い方した俺は



ズルイ
大人になっちまったな…


なんとなく
お前を
突き放しきれない俺がいるんだ


寂しい時にばかり
現れる

お前を

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