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君を好きにならない
第2章 真琴!死ぬなよ!
Side 司
俺は
仕事が終わると
真琴の部屋へと直行し
それから簡単に買出しを済ませて
真琴が待つマンションへと向かった
ふーっ…
マンションが見えてくると
ホッとしたのかなんなのか
俺は大きな溜息をついた
とりあえず
真琴の体調が良くなってれば
いいんだけど…。
真琴は携帯の充電が切れたのか
夕方から全く連絡がとれていない
ほんとに
手のかかる奴だ
「帰ったぞーー」
玄関を開けるなり
大きな声を出すと
「はーい」
リビングから
真琴の声が聞こえるけど
姿は見えない
出迎えは無しか(笑)
ま、あいつも
出迎えたことなんか
一度もなかったもんな…
俺は苦笑いしながら
リビングのドアを開けた
「帰ったぞって言ってんだから
荷物くらい取りに……
てか、え?!
何それお前」