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セカンドラブ
第6章 ブ
「俺を置いて行くな」

吐き出された言葉に、どれだけ深い意味があるのか。

気持ち良さの中で、何度も繰り返される律動が急に止まった。
祐一くんが自分のモノを引き抜いて荒い息のまま、私の足の間に座りなおした。

「祐一くん・・・?」

ニヤッと笑ったその顔のまま、身体を傾けて私に濃厚なキスをした。

「俺に、縛りつけてやる」

そういって、ゴムを外して再び私の奥を思い切り突いた。

「あ・・・・」

―――縛りつけてやる。

その言葉に込められた意味を一瞬で理解した。

私を、縛りつけないように。
いつでも復職できるように。
祐一くんは子どもを作らなかったんだね・・・

「ん・・・縛りつけ・・てっ」

直接感じ合う2人の温かさに、ぬるりとした感触が相まって
泣きそうになる。

「永遠にしおりを抱きしめていたい。
愛をささやいていたい。
ずっとずっと・・・しおりとセックスしていたい」

さっき置き去りにされた快感の波が再び私を襲いだして
乳首を噛まれた刺激で身体がビクンとうねった。

私の一番奥で。
その奥に、祐一くんの精液が広がった。

あったかくて
2人をつなぐ、心地いい感覚だった。

「あ・・あ・・・ぁぁ・・ぁ」

私もその温かさとともに、急激に襲ってくる快感にのまれる。

ギュッと抱きしめられているその腕の中で
私たちはお互いに自分を相手に預けた―――

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