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禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第2章 心の中の戸惑い



簡潔に言えば、俺のやった事は拳銃の引き金を1回引いただけ。


殺してやろうかと本気で思ったが、後々の事を考えて止めた…
此奴らには、まだ利用価値がある‥餌という名の価値だが。


許す気は無い…
美紀さんに手を出したのだから、だからこそ一番の恐怖心をくれてやる。


早乙女氏に止められたのもある、そしてフランス船籍の船で射殺は不味いという理由も…
不服だが、撤退する方を選択、後は基地に戻ってからで良い。


呼び出した高速ヘリのパイロットと共に、荷物を回収。



「・・・
では、俺達はこれで失礼します」


最低限の挨拶をしてから、屋上のヘリポートへ向かい、首謀者達に目隠しをしてからヘリに乗せる。


この高速ヘリも機密が多いので、念の為だが多分必要なんて無い。


待っているのは自白剤と、吐いてボロボロになった後に、バイヤーを誘き出す為の餌…
此奴らの価値なんてそんなもの。



「・・やっぱり、もう一発くらい撃っとくべきだったか?」


それで俺の気が収まるとは思わないが、気休めくらいにはなっただろう。


嘉手納基地で此奴らを渡したら、俺の役目も終わり…
後はハリス中佐達の仕事で、俺は関わる事は出来ない。



「・・・・・」


そっと腰の拳銃に触れる…
撃つとしたら、今しか無い・・・



「・・・・・いや‥」


拳銃から手を離す…
今更だ、今撃ったところで、俺の自己満足‥愛おしいと思っている美紀さんに、手を掛けてくれた八つ当たり。


そこは十分理解してる、そしてこの心に、決着を付けなければいけない事も…


もう本当に時間は少し、その間に答えをださなくては…


これが、嫌な程考えさせられる一件になったのは間違い無い、俺が思っていた以上に・・・・・


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