この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖外伝・小指の選択
第6章 心の中の後悔



「オリバーさん・・・」


「すまん・・・
俺、美紀さんに色々謝らなければならない事がある・・」


「どうして?
私はオリバーさんに謝られる事なんて、1つも無いよ??」


何故?


何時もぁたしの目を見て話すオリバーさんが、全く顔を上げないなんて…



「・・違う‥‥
全て俺がそういう風に持っていったんだ‥
あの日の朝も‥大人だろうって‥‥本当は俺の方が言葉に困った、どう対応して良いか分からなかった」


それは‥一緒にホテルの日の朝の‥‥



「オリバーさんの方が正しいじゃない!
悪いのは、あんな事をした私の方…
何も考えないでオリバーさんを煽った私が悪い‥オリバーさんは悪く‥‥無いから・・・」


「あんな冷たい対応をしたのに、そう言ってくれるんだ…
あの時俺は‥自分の思いに少しだけ気付いて戸惑っていた」


「思い??」


「ああ・・・」


「・・・・・っ!?」


漸くオリバーさんが顔を上げてくれたけど、その表情は‥まるで捨てられた子猫のよう…
あの鳥のように、1人行く場所も無くさ迷うような孤独な瞳。


ぁたしは‥‥この瞳を‥知っている・・・



「俺はね、美紀さんの事を愛おしいと思う、守ってあげたいと思う…
それなのに、俺は美紀さんの体調の変化すら気付かずに‥倒れるまで気付かないなんて・・・」


「・・オリバーさん」


思わずベッドから下りて、オリバーさんの目の前にペタンと座ってしまう。



「美紀さんの事が愛おしい‥好きなんだと…
だから俺は、こんな感情を持つんだろう」


「・・・どんな?」


「ずっと・・・一緒に居たい・・例えボディーガードでも・・美紀さんの側から離れたく無い‥これが俺の本音・・」


「・・オリバーさんの事は嫌いじゃ無いよ、数少ない私の本音を話せる相手…
私だって、オリバーさんとお別れするのは寂しいと思う‥‥でも、オリバーさんは米国政府の人、私がそう思っても叶わない事だってあるもの」


それは寂しいと思ってる…
ぁたしに取って、オリバーさんは数少ない本音を話せる人、それを失うとぁたしはまた本音を話せる人が少なくなる‥元々少ないのに……

/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ