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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①
───***
「鏡也君…あとどれくらい?」
まだまだだよ。

そっか……まだまだか~やっぱり遠いね…
乗ってるだけでも疲れちゃう。

「運転疲れる?」
「いや、大丈夫」


何度か休憩を取って漸く近くまで……
「葉瑠、ほらっ見てみ、海が見えてきたぞ」
え?─

わぁほんとだ!

窓を開けると心地良い風が入ってくる。
なんで海ってこんなに癒されるんだろう。

そろそろかな……

この辺じゃない?
ホテルがたくさん見えてきた。

どこだろね……あっ──あれかな?

あった!
わぁ~すごっ!おっきくてビックリ
凄い凄い♪

「部屋には入れないけどプールには入れるからな」
うん……でも
鏡也君もずっと運転で疲れただろうし、さすがにすぐ泳ぐのも可哀想。

お腹も空いたし取りあえずご飯食べて海の近くまで行ってみる事にした。


───////
日差しは強いけど海風が気持ちイイ
海水浴場は凄い人だね……

「葉瑠は海じゃなくても良かったの?」

うんいいよ。
鏡也君と一緒ならどっちでもいいんだ!

「そ?なら良かった」

──じゃ飯も食ったしそろそろ戻ろうか?
入りたいんだろ?プール───うん。


***
まだチェックインまで時間があるけど……
「いいんですか?」はい、どうぞ。

ほんとは時間にならないと部屋には入れないんだけど……そこはやっぱり洋子さんの口利きかな?

〝お部屋にどうぞ〟って言ってもらえた。

やっぱり洋子さんを誘って良かった。
それにね、どうやら特別料金にしてくれるらしいから…ほんとラッキー…

(いい?特別だからね、内緒よ)
はいはい分かってます!

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