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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①

大きな手が胸を包んで優しく揉み上げるから…変な気分になってきちゃう。

もう鏡也君に掛かったらいつもこんな展開
「どうしてもプール行く?部屋にいよ?」……耳元で囁かれたら……
もういっかって思っちゃう‼…ブンブン

その気になって鏡也君の首に手を廻した…

その時──
コンコン──ん?、コンコン─誰かが部屋をノックしてる。
「鏡也君…誰か来たみたい」

コンコン─コンコン
「はぁ~誰だよ、これからってときに…いいよほっとけば」

でも、いいの?コンコン─
気にする様子もなく相変わらず鏡也君の手が胸を弄り廻す………

ガチャ──え?今ドアが──


「鏡也くぅ~ん…葉瑠ちゃ~ん」
「「………え~」」洋子さんだ!えっ、なんで?


***
オイ、どうなってるんだよ。

なんだよ洋子さん。
ヒロちゃんと後から来るんじゃなかったのかよ……

ヤバッ。
「葉瑠ボタン止めて」

こんな乱れた葉瑠を見られちゃ困る。
洋子さんがこっちに来ないように引き止めなきゃ…

葉瑠を残して俺は先に……
「やあ~洋子さんどうしたのさ、早くね?」

平静を装って話し掛けたけど……心臓はバクバク。

「やだ~いるんじゃないの?なにしてたの?」
「あっいや……ちょっと」

「葉瑠ちゃんは?」

「えっと~葉瑠は~」─もう大丈夫か?葉瑠─
無理やりの時間稼ぎ!


「あれっ洋子さんもう着いたの?」
よかった大丈夫そうだな、葉瑠が部屋に戻ってきた。

………!?……おい葉瑠、なにやってんだよ。

「あっ洋子さんあれ見て…なんだろ」
外を指差して─ほらっあれ、あれだよ!

「え?なによどれ?」

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