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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①
───///
葉瑠─分かるように説明して──
コクン。
「……忘れ物があって更衣室に取りに行ったの…」
急いで着替えたからそこだと思って…
でも、ロッカーやトイレに洗面所まで全部見たけど見当たらなくて──
じゃプールかな?
──お願い。ありますように!
プールを前に、もう泣きそうになった。
こんなに広いとこで──見つかるかな──
しかも遊んだのはプールの真ん中で一番深いとこ
あったとしてもソコまで行けないし…
暫く動けなくてただ立ち尽くしていた──
グスン、どうしよう!
「どうしたの?…なにか探してるの?」へ?
声を掛けられて振り向くと若い男の子が立っていた。
グスッ…
この子に話したところでどうしようもないし
「──グッ、ううん、なんでも「俺さぁ、友達の忘れ物を取りに来たんだよ、じゃんけんで負けちゃってさぁ」
「え、あ~そうなんだ……」
人懐こくて何かと話しかけてくる。
「一緒に探してあげるよ」
いいよいいよ。
「いいから、大事な物なんでしょ?」
そう、とっても大事なもの……でも一人で大丈夫。
「ねぇほんとにいいから」
頼んでもいないのにプール周辺を探してくれるの……
「ないな、あとはプールの中だね…」
「待ってて見てきてあげるから」
え?ブンブン……ダメだよ。
もう夕方だよ?
水だって冷たいし…そんな事させられない!
「ありがとう、ほんとにもういいから」
今日は諦めるよ。
鏡也君に謝って明日一緒に探して貰おう…
「ほんとにいいの?」─うん。ありがとね。
なに?
その子はじっと私を見て動かないの…
まだなにか?
葉瑠─分かるように説明して──
コクン。
「……忘れ物があって更衣室に取りに行ったの…」
急いで着替えたからそこだと思って…
でも、ロッカーやトイレに洗面所まで全部見たけど見当たらなくて──
じゃプールかな?
──お願い。ありますように!
プールを前に、もう泣きそうになった。
こんなに広いとこで──見つかるかな──
しかも遊んだのはプールの真ん中で一番深いとこ
あったとしてもソコまで行けないし…
暫く動けなくてただ立ち尽くしていた──
グスン、どうしよう!
「どうしたの?…なにか探してるの?」へ?
声を掛けられて振り向くと若い男の子が立っていた。
グスッ…
この子に話したところでどうしようもないし
「──グッ、ううん、なんでも「俺さぁ、友達の忘れ物を取りに来たんだよ、じゃんけんで負けちゃってさぁ」
「え、あ~そうなんだ……」
人懐こくて何かと話しかけてくる。
「一緒に探してあげるよ」
いいよいいよ。
「いいから、大事な物なんでしょ?」
そう、とっても大事なもの……でも一人で大丈夫。
「ねぇほんとにいいから」
頼んでもいないのにプール周辺を探してくれるの……
「ないな、あとはプールの中だね…」
「待ってて見てきてあげるから」
え?ブンブン……ダメだよ。
もう夕方だよ?
水だって冷たいし…そんな事させられない!
「ありがとう、ほんとにもういいから」
今日は諦めるよ。
鏡也君に謝って明日一緒に探して貰おう…
「ほんとにいいの?」─うん。ありがとね。
なに?
その子はじっと私を見て動かないの…
まだなにか?