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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第2章 波乱のアルバイト
♪.:*♪:・'♪°
トゥルルルル、トゥルルルル……ピッ

「葉瑠なの?」
「ウフフ、うん元気だった?彩ちゃん」

鏡也君が仕事に出た後…彩ちゃんに電話を掛けた。
懐かしい声に──テンションが上がる。

「元気よ!久しぶりだね……どうしたの?…もしかして何かあったの?…」

ちょっと、なによいきなり!
彩ちゃんったら急に神妙なトーンになって─

私から電話が来るなんて、何かあったに違いないって言うの……

何もない──事はないけど…彩ちゃんが心配するほどの事はないよ!

「じゃどうしたの?」

実はね?フフフ─


「えっうそ。ほんとに?─札幌にいるの?」

そうそう。
彩ちゃん驚いた?

「やだ、ビックリした─なんで~」

それから、今までの事を彩ちゃんに報告。

「そっか鏡也さんと婚約したんだ?─いろいろあったんだね葉瑠、良かったね。もう離れちゃダメよ」

うん、もう絶対離れない!
ありがとう。

久しぶりの彩ちゃんとの会話…話したいことがたくさんあり過ぎて、つい長電話になっちゃう。


そっか~彩ちゃんの結婚式からもう2年半になるんだね─
なかなか子供が出来なくて、今は仕事を辞めて妊活中なんだって!

じゃいつでも会えるね、良かった。
私、こっちには友達もいないし─暇なんだ。

「葉瑠仕事してないの?」

「うんそうなの」
そろそろこっちの生活にも慣れてきたから働きたいんだけどね!

鏡也君はダメって言うけど──
内緒で探してはいるの…

でもなかなか見つからなくて…

だって鏡也君の条件が厳しいから!


「彩ちゃんいいアルバイトないかな?」

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