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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第11章 最強のライバル

「ほんとうにいいの?葉瑠─」
もちろんだよ、英美ちゃん──
ちょっと不安もあるけど実は楽しみなの。

実はね、今日は英美ちゃんの誕生日で─
真司くんから家族でお出掛けするって聞いて、それならって…代理ママを買って出たの。

家族でのお出掛けはもちろんいいけど、誕生日ならデートさせてあげたいじゃない!

2人は結婚式も挙げてないし、英美ちゃんはすぐに蒼くんを妊娠したから2人っきりでお出掛けなんて滅多にないから。

蒼くんも2歳を過ぎてますます動きが激しくなって、さすがの英美ちゃんも少々子育てに疲れてるみたいだし久しぶにデートしてリフレッシュして欲しいな!


「もし困った事があったら連絡して、すぐに帰って来るから」
「悪いね葉瑠ちゃん…お願いします」

まかせて真司くん。
ほらっ時間になっちゃうよ2人とも早く行って…

「「じゃ行ってきます。バイバイ蒼士」」

「蒼君、ママとパパにバイバイして~行ってらっしゃい」
〝バ~イバイ〟

バタン……はぁ~行っちゃったねぇ蒼君
ママとパパ楽しめるといいね

今日の為に真司君は奮発してナイトクルージングを予約したんだって!

「鏡也君ナイトクルージングだって…いいないいな!私もそれ、体験してみたい」

「わかったわかったそのうちな……」
え?ほんとに?絶対だよ…鏡也君
よし頑張って代理ママするからね。

「葉瑠ほんとに大丈夫か?」
鏡也君は…私にママが出来るのかって心配そう

大丈夫だょ!
こっちに帰って来てから英美ちゃんとはよく会ってたし、幸い蒼くんも私になついてくれてるから…

ね?蒼くん♪
じゃさっそく遊ぼっか?

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