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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第16章 胸騒ぎのワケ
****
失敗したかな──
兄貴の代わりにお遊戯会に行くなんて言っちゃって…

───///
あの日…お袋からの電話に慌てて実家に帰ったんだけど……
チャッ……
「ぅえ~ん、ママぁ~、パパのばかぁ」

「どうなってんの?」
華子はお袋に張り付いて泣いてるし太郎は部屋の隅で泣くのを必死に堪えてる‼

「あ~、鏡也…もう、こっちが聞きたいわよ」

暫く連絡もないから解決したと思ってたのに……

行くつもりでいたクリスマス会に兄貴が行けなくなったらしい……
兄貴だって仕事優先で悪いと思ったからその日だけは行こうとしてたんだろ?

「兄貴は?」
「さぁ、知らないわ」はぁ~まったく!

「太郎、華子もおいで」
華子はもちろんだけど…太郎なんか聞き訳がいいから寂しくても我慢してたに違いない。

可哀想でさ……ふたりを抱き寄せて、つい言っちゃったんだよ。

「なぁ、お遊戯会に俺が行っちゃダメかな?見たいなぁ、2人が踊るとこ」

「…ヒック…きょ、うや、みたいの?」うん、見たい!

「─いいよ、きても」クスッ、太郎は?
「おれも、いいよ」
そこで漸く2人が笑ってくれた。

1日くらいの休みなら何とかなるだろ…

とにかく、みんなに迷惑を掛けないように人より余計に残業して……

短い休憩時間に奈緒美さんの愚痴まで聞いてやって
とにかく時間に追われる日々。

泊まり込まなきゃいけない時もあるけどそれは仕方ない……勿論、葉瑠には了解してもらってる。

ますます葉瑠とすれ違いだけど…
ここを乗り切れば落ち着くし、そしたらゆっくり出来るから──

我慢させるけど……
葉瑠ならきっと大丈夫だろ?

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