この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第3章 葉瑠は俺んだから……

人の波に押されながらホールを出ると、鏡也君は出口とは逆方向に歩き出した──

「ちょっと挨拶してくるからここで待ってて」

うん、そっか。
さっき演奏してた人達と一緒に仕事したんだっけ。

「ここから動くなよ…すぐ戻って来るから」
はいはい。分かってます!

ロビーには凄い数の人達──

クラシックコンサートなんて誰が行くの?─なんてちょっと思ってたけど……好きな人はいるんだね?

人が多くて見てると目が回りそう!

私は通路の端っこでスマホを弄りながら鏡也君を待っていた…


暫くすると──

「あれ…葉瑠ちゃん?」──へ?あっ。

「やっぱ葉瑠ちゃんだったか?」
「稜さん、どうしたんですか」

振り返るとモデルの稜さんがいる…

ここにいるって事は…稜さんもクラシックなんて興味あるんだ‼

なんか意外。
そう思ってたんだけど……


アハハ、やっぱり?

事務所の社長さんから無理やりチケットを渡されたんだって!

(遊んでばかりいないで教養も身に付けろ)

「酷いだろ?俺、教養あるでしょ?」
───ねぇ葉瑠ちゃん────

私に聞かれても……さぁどうだろ?アハハ

私は社長さんの意見を支持しますけど──

モデルだからもちろんカッコいいんだけど……
ちょっとチャラチャラしてる感は否めないなぁ

「稜さん1人でここに?」
「気になる?」

へ?違いますよ!
ちょっと聞いてみただけなのに…

私が稜さんの事を気にしてるって思われても困っちゃう…

「今日は一人だよ」
「あ~そうですか」
別にどっちでもいいんだけど…

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ