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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第3章 葉瑠は俺んだから……

「辞めるけど今日はムリ!動けないもん」
掃除だって洗濯だって…出来ることならサボりたい。

身体がダルすぎて動きたくないよ。
こうなったのは誰のせい?

「分かったよ俺がやればいいんだろ?」

いいの?やった!
「そのかわり後でたっぷりご褒美貰うから」

え?──
夜が楽しみだ!ってニヤニヤしてる。

このエロ魔人!!

───///
鏡也君にせかされて…信吾さんに事情を説明にやって来た!

「え~またか、アイツ」

またかって!よくあるの?

「あぁ実は………」
今までの助手さんも稜さんが原因で辞めてったんだって!

イケメンモデルの稜さんは助手さんには評判良かったらしい……うん最初は……

そりゃ稜さんに言い寄られたら落ちちゃうよ。

女の子が本気になると稜さんの態度が変わっちゃうんだって!

ほらっ、あれ……
釣った魚に餌はやらないって事らしい。

今までグイグイ来てたのが途端に冷たくされて人間不振………堪えられなくて退職。

「それは酷いね」
本人に何度も注意したり、助手の女の子にも本気にするなって言ってたらしいけど……

でも信吾さん?
私には何も言わなかったよね?

「最近はすげ~大人しくしてたんだよ稜は……」

「ごめんな葉瑠ちゃん。事務所に話して成宮稜は外して貰うよ」

でもそんなことしたら─
ちょっと可哀想な気もするけど─

「いいんだよ、実はさ募集してた助手も採用が決まってさ…」

そうなんだ、じゃ私のバイトもあと数回だね!

「せっかく新しい助手の子も決まったのに、また辞められちゃ困るからね」

そうだね。
可哀想だけど反省してもらわなきゃ!

そんなわけで私のバイト生活も終了となった。

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