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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第21章 人の気も知らないで!

ホントの事は……言わない。
もう今更どうにもならないし

「え?無くしたって、何を?」
「○○のお財布」

「はぁ~そんな高いのは…もう、出て来ないわよ」
うん、わかってる。

「鏡也君は何て言ってるの?」
「さぁ」
電話してたから話してないし…

「はぁ~」
洋子さんの深いため息。

〝鏡也君が面白がってそんな話をするかしら?〟

でも!……鏡也君しか知らない事だもん。
みんな凄く笑ってたんだよ?
きっと私の事、マヌケなお馬鹿さんだと思ってるんだよ。

「聞いてみなきゃ分からないでしょ?ちゃんと鏡也君の話を聞いてから出てきなさいよ」

ムッ、だって!…

「もし…ついバカにして喋っちゃったって言うなら……そうね~その時は、殴って蹴飛ばしてやればいいのよ、ふざけるなって…ね?フフフ」

ふざけないでよ、真面目に話してるのに!

「アハハ、ごめんごめん」
「でも、ちょっと見てみたいじゃない?だからその時は私を呼んでね」
〝逃げないように捕まえといてあげるわ〟アハハ

洋子さんが腕捲りして笑い飛ばすから…
私まで、つい笑っちゃったでしょ。

フッ、もうっ!

愚痴を聞いてもらって不思議と落ち着いてきた…

「さぁ飲むわよ、男どもはほっといて打ち上げよ」
〝ほら飲んで…嫌な事は飲んで忘れるの〟

うん、ありがとう洋子さん。


……///
もうちょっと大人にならなきゃ。
元はと言えば私がバカな嘘ついたから…

鏡也君に謝らなきゃ!
今日は忙しくてゆっくり話も出来ないと思うから取り敢えずメールで

【鏡也君、昨日は心配掛けてごめんなさい!お土産買って来るからね…行ってきます】

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