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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ



「朔夜叔父!!」


「紀永!
とにかく嬢ちゃんを!」


サブルームに入れば、叫び暴れる美紀と、それを必死に押さえている朔夜叔父の姿‥
これで何十分も攻防していたのか‥‥


さて、美紀を落ち着かせるには・・・



「朔夜叔父、代わって貰えませんか・・・」


「あ‥ああ・・・」


後はタイミング、暴れる美紀を朔夜叔父から私に移す‥
一瞬でも見逃せば、美紀は逃げる方向に動く。


一瞬・・・


朔夜叔父が腕を離した瞬間に、私が美紀を抱き留めた。



「いやっ!
離してっ、ぁたしに触らないで!!」


「・・・美紀‥‥落ち着いて・・・
よく聞いてご覧‥誰の声か分かる筈だよ・・・」


「いやっっ!!」


やはり時間が長かったか‥
米国の時のような、聞く耳を持って貰えない。


だが根気よく話し、気付かせるしか今は手が無い‥
下手な事をすると、余計に錯乱状態を酷くしてしまう。



「美紀、私の声が分からないかい?」


「ぁたしに‥‥触らないで‥‥あんな思いは‥‥もういやっ!」


「なにもしない‥‥分かるよね?
美紀が怖がる事はなにもしないから、話を聞いて欲しい‥‥美紀‥‥」


「いやぁぁ!!」


何かがおかしい‥
極力優しく話しているのに、全く聞く耳をもたない、錯乱状態の美紀でも、私の声は聞くと思ったのだが‥‥



「・・・
紀永すまん、つい出来心で紀永の‥というか兄貴の口癖を真似して、眠ってしまった嬢ちゃんを起こした後、それで‥‥」


「はぁ‥‥
それで、美紀の心の琴線に触れる行動を取った‥
こう言いたいのかな?」


「ああ・・・」


なるほど‥
だから、なかなか私の言葉を聞いて貰えない訳だ‥
出だしが悪過ぎる。


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