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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第9章 本社内はトラブルだらけ
「凄い状態だね朔夜叔父?」
「全くだ‥
お前程体力馬鹿じゃ無いんだ、抑えるだけで精一杯だったんだよ‥
嬢ちゃん‥大丈夫なのか??」
「落ち着きはしたが、暫くは不安定だろう‥前もそうだった‥
朔夜叔父、美紀に脅迫めいた事をしたね??」
紀永の言い方だと、確認より確信‥
嬢ちゃんの錯乱の原因を、理解した上で言っている。
「・・・
その前に1つ聞きたい‥
紀永‥嬢ちゃんと、どういう関係なんだ‥‥」
「・・・
見たままの事それが答え‥
、そしてその事を美紀に問い詰めたのが、錯乱の原因か‥‥」
「紀永お前‥それがどういう事か、分かっていて言ってるんだな?」
「ああ・・
美紀に手を出したのは私‥
初めは知らずとはいえ、私は17才だった美紀に手を出した、そこに後悔はしていない」
ハッキリと俺を見据えた揺るがない瞳‥
既に覚悟は決めている、そう俺に訴えているように‥‥
「はぁ‥‥
俺に見逃すか協力しろと?
これがバレたら、どうなるか分かっているんだろうな??」
嬢ちゃんと‥
これが紀永に疑問を持った答え‥
親子だというのに、身体の関係‥つまり近親相姦、世間でも一番許されない罪の1つ・・
「見逃せとも協力しろとも言わないよ‥
巻き込めば朔夜叔父にも迷惑が掛かる、これは私の問題、もし何かあれば全責任は私が取る、その覚悟もあるつもりだ」
「お前・・・」
責任を取る‥つまり会長職を辞しても、紀永は嬢ちゃんを守るつもりでいる‥
それは早乙女に取って、有益な話では無い。
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