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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの



「・・はぁー‥
流石に効くな・・
いい加減に音を上げないか?」


「嫌よ、まだ飲めるし‥」


「本当に誰に似たんだか・・・」


「さあ・・・」


ちょ‥倉原父、とうとう愚痴になって来たよ、大丈夫かな、私‥やり過ぎた??



「意思の固さはそっくりだろう?」


「・・お父さんに‥」


無理に話を合わせているけど、誰の事を言っているのか一目瞭然‥
お願いだから、余計な事を言い出す前に潰れてー!



「全く‥誰かと一緒に飲んだのを思い出す‥
あれも引かなかったな‥潰れるまで‥‥」


「だから、それを私に言われても‥
お父さん、本気で酔っているでしょう!?」


「それは酔うだろう‥
一升瓶3本だぞ、こんなのは若い頃以来だ‥というより、そこまで付き合えたのが居ない」


これって冗談抜きに危ないって‥
もう酔った勢いで、何時早乙女の名を出してもおかしくないくらい‥どうしよう、強制的に寝かす??



「あーもう良いから、少し横になろう?
ね、お父さん??」


「あ・・ああ・・・」


私が漸く諦めたと思ったのか、座布団を枕に‥と思ったら直ぐ寝ちゃった‥
こんな倉原父も見た事が無い。



(・・・
助かったぁー!)


私の一言はこれ‥
もう少し飲ませていたら、間違い無くヤバい事を口にしていた‥と思う。


とにかく、次に宴会と言われても絶対に来ない!
距離感は近いし倉原父は危なかしいって、良い事が1つも無いじゃないの。


宴会ってこんなものなんだ‥
私に取ったら絶対鬼門、次が無くても良いって泣ける程思った・・・



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