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冬の桜
第2章 父の豹変
グイッ…

¨なんか、あたるぅ…¨

何かは、わかったけど考えたくなかった。

「朱里、ひとつになろうな。」
「いやっ!!いやっ!!いやっ!!はーなーしーてーっ!!」

ヤラれる!!そう思った時…

ピシッ…ギシッ…ギシッ…ギィーッ…ダァーンッ…

「グギャッ!!」
「おっ、重い。く、臭い…」

もの凄い重みが、一気に私の身体にきた!

「おもっ…なに?えっ?えっ?」

白くて楕円形の光が、ヌボーッと見えた。

最初は、ひとつだったのが、ふたつになって…消えた。

「重いぃーーーーーっ!!」

プツンッ…

灯りがついた…のは、いいんだけど…

「えぇっ?!嘘…」

私の身体の上にパパの身体があって、パパの身体の上に…

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