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イタズラな満月(フルムーン)
第12章 special moon2…星空の記憶
「そうだなぁ。」
「…行くか?」
「結局3人で来たみたいになってんじゃん?」

笑い合いながらも楽しんで、帰宅の地に着いた。

「じゃぁまた、向こうで。」
「おぅ!」

そう言いながらそれぞれ、バイクに乗り込むと、出発した。しかし、途中でユトは道を外れた。信号で止まったとき、ユトにジュノは聞いてくる。

「ユト?どこ行くの?」
「うん、まぁ…」

濁すようにユトは、信号が青になると再度、バイクを発進させた。
着いたのは、最近ではご無沙汰になっていたホテル…

「よっと…」
「ユト?…あの。」

メットを取ると、ユトは照れくさそうに手を繋いだ。

「…嫌?」
「…ううん//////」

俯いたまま、ユトに手を引かれながらジュノは着いていく。
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